2023年夏アニメ紹介+評価
いつもの記事です。
同ランクでも上の方が面白いです。
評価基準などは過去記事を読んでください。
個人的アニメランキングのExcelファイルもここに置いておきます。
SSS
該当なし
SS
アリスとテレスのまぼろし工場 確定
『さよならの朝に約束の花をかざろう』『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』等で有名な岡田麿里が監督・脚本を務める恋愛現代ファンタジーアニメ。
主要スタッフはさよ朝と同じであるが、さよ朝がP.A.WORKS制作なのに対し、本作はMAPPAが制作を務めている。また、MAPPAとしては初のオリジナル劇場アニメ作品でもある。
背景はこのくらいにして、あらすじとしては、現代日本の田舎町・見伏で製鉄所の事故が発生し、以来見伏は外部から閉ざされ、時が進まない空間になった。見伏に住む主人公(男子中学生)は、同級生の女子に呼ばれて製鉄所に行き、その女の子に似ているが、会話もまともにできない少女を出会い、彼女の世話をすることになった。彼女は、この異様な空間に関して鍵となる人物のようであった......。といった具合。アリスもテレスも一切登場しません。タイトル詐欺。
話はやや難解で、見終えてもあのシーンなんだったんだ？がいくつかあるけれど、全体的な話は作中で説明されるため、大枠を理解するのは難しくない。また、序盤は作画とミステリアスで、中盤以降はキャラクターと盛り上がる展開の連続で魅せてくれるため、最後まで退屈せずに見ることができる。現代の中学生たちを主人公にこの展開ができる設定を作り上げた岡田麿里天才すぎるだろ。私の負けです。
個人的な評価としては、さよ朝を超えて岡田麿里映画No.1、歴代アニメ映画でも上位クラス。
特別編 響け！ユーフォニアム アンサンブルコンテスト 確定
吹奏楽部の高校生たちを描いた『響け！ユーフォニアム』シリーズ劇場版5作目。内2作は総集編であるが、今作は前作『劇場版 響け！ユーフォニアム ～誓いのフィナーレ～』後の、黄前久美子2年生編新作ストーリーである。
内容としては、3-8人編成で行われるアンサンブルコンテストに出場するメンバーを決める部内オーディションのために、メンバー探しを行ったり、久美子が部長として部員をサポートするというもの。今作では部員同士の衝突はほとんどなく、ストーリー的な展開もなく、劇的な展開は起こらない。そのため、あくまでも『響け！』シリーズを通過してきたファン向けのアニメとなっている。
そのストーリー性の薄い今作の見どころと言えば、普段の『響け！』シリーズよりもダイレクトな百合。もはや友情とは言えない感情を出す面白い女高坂麗奈、ただの先輩後輩より濃い関係の面白い女久石奏、嫉妬深い女黄前久美子の、決して恋に発展しない青春の一幕が見られる。それから眼鏡属性が強い。
Fate/strange Fake -Whispers of Dawn- 確定
大人気シリーズ『Fate』の新作アニメーション。『Whispers of Dawn』はタイトルの通り聖杯戦争開戦前夜、それぞれのマスターとサーヴァントの登場を描いた1時間の特別編。
『Fate/Zero』や本編ともいえる『Fate/stay night』シリーズの大半を制作したufotableではなく、『Fate/Apocrypha』を制作したA-1 Picturesが制作を担当している。そのため同シリーズのアニメの中では質が高いとは言い難いが、それでも今期を始めとしたアニメ全体の中では最上位クラスの質を誇っており、カッコよくお洒落。
ゾン100～ゾンビになるまでにしたい100のこと～ 9話現在
ブラック企業でゾンビのように働いていた若手サラリーマンが、ゾンビパニックで崩壊した社会を活き活きと生き延びる、ゴアコメディ。
ゾンビの襲撃に怯えてバリケードを作り、部屋に引きこもる住民を尻目に、ビールを切らしたためコンビニに調達しに行く主人公。そこで出会うのは、「ゾンビにならないためにすべき100のこと」を徹底する少女。その一方で、主人公は「ゾンビになるまでにしたい100のこと」をノートに記すのであった。
作画、特に色彩が秀逸で、ゾンビの血は赤だけでなく、黄、青、緑、等々の鮮やかな色を使って表現されており、血生臭いサバイバルではなく、明るい作品に仕上がっている。動画としても非常にレベルが高く、今期トップクラスのアニメーションを見ることができる。
呪術廻戦 懐玉・玉折／渋谷事変 9話現在
言わずもがな大人気呪術アクションバトルアニメシリーズ2期。5話の『懐玉・玉折』とn話の『渋谷事変』から成る。
懐玉・玉折では、最強メカクレ奇人五条悟と、絶対苗字読めない宿敵夏油傑がかつて高専で同期だった際の、夏油が闇堕ちするきっかけとなった事件を描く。
渋谷事変では、夏油らが画策する渋谷でのテロ事件を描く。
懐玉・玉折のOPは爽やかで疾走感のある曲「青のすみか」/キタニタツヤと、さながら青春アニメかのような明るくもノスタルジックな映像であるのに対し、渋谷事変のOPはゆったりとしながらもおどろおどろしい曲「SPECIALZ」/King Gnuと、まさに大作バトルアニメの決戦前といったような敵味方集結の非常にかっこいい映像になっている。
ノンクレジット映像はYouTubeでそれぞれ2400万、1700万再生を記録しており、まさにこのアニメを見ずして他のアニメを見れない今期最大の注目作である。
制作は最強作画でお馴染みMAPPA。
S
無職転生Ⅱ ～異世界いったら３気だす～ 確定
こちらも言わずもがな有名異世界転生アニメシリーズ2期。異世界アニメトップの作画が魅力的な一作。
無職の男が成長する瞬間として、女性関係のトラブルを取り上げる本作2期では、据え膳状態の美少女を前にしても勃たなくなってしまった息子を治すため、魔法大学に進むという異常ストーリー。杉田だし多少はね？
十分に面白いし、質も飛び抜けているけれど、11話12話が理解に苦しむので評価はS止まりで。
彼女、お借りします Season3 確定
レンタル彼女ガチ恋アニメシリーズ第3期。レンカノの病気の祖母のために映画を撮る話。
メインヒロイン完璧美少女JD(CV.雨宮天)、主人公のことが好きでたまらないあざと巨乳JK(CV.東山奈央)、1か月だけ付き合った元カノ(CV.悠木碧)、内気だけれど健気な赤髪(CV.高橋李依)という、あまりにも強すぎるキャストを従えた強すぎるキャラデザの強すぎるヒロインたちに加え、3期では八重歯オタク元気っ子隣人(CV.芹澤優)が加わり、並みの恋愛アニメでは太刀打ちできない領域に到達。
1期2期のOPはTikTokの動画のようなちょっとしたダンスを踊るヒロインたちだったのに対し、3期ではなんと『ご注文はうさぎですか？』『SHIROBAKO』などに見られるあの美少女回転寿司が登場。ありがとうトムス・エンタテインメント。ありがとう宇根監督。視聴するか迷っている人はまずOP映像を見ましょう。
アンデッドガール・マーダーファルス 確定
首から下のない不死の女探偵(CV.黒沢ともよ)と、半人半鬼の鬼殺しの男(CV.八代拓)が主人公の、怪物バトルアクション推理アニメ。
アニメとしての質がかなり高く、バトルシーンは爽快感があり、加えて推理パートもしっかりしていて、そして怪人奇人も魅力的と、楽しめる要素が多数あり、その全てが高水準の優等アニメ。
第一章吸血鬼編は普通の推理アニメ+少しの戦闘であるが、第二章ダイヤ争奪編では、主人公(鳥籠使い)+ホームズ+警官隊 vs ルパン＋オペラ座の怪人 vs モリアーティ＋数多の怪人(バンケット) vs ロイズ(怪物狩りの組織) というド派手なバトルが見られ、第三章人狼編では、ロイズによって煽られた人間の村と人狼の村の戦争と、それに乗じたバンケットの襲撃というこれまた壮絶でかっこいい戦いが見られる。
1クールで非常にハイテンポで進んでいくため、バトルシーンが少し物足りないのが残念であるが、今期の非常に強い2期3期モノに全く見劣りしない傑作。
制作はラパントラックという非常に作品数の少ないメーカーであるけれど、錚々たるキャストを起用していて、そこも魅力的。そしてOPがかっこいい。
BanG Dream! It's MyGO!!!!! 確定
狂いガールズバンドアニメシリーズ『BanG Dream!』の(グリグリとアルゴナビスを除き)8つ目のバンドMyGO!!!!!結成の話。
バンドリシリーズでは1期から度々シリアス(?)な展開があったけれど、基本的にはキラキラドキドキなクレイジーアニメであったのに対し、今作は冒頭いきなりバンドの解散シーン、それも喧嘩別れから始まり、最初から最後まで陰鬱とした展開が続く今期屈指の鬱アニメとなっている。
12話終えてもなおストーリーは収束せず、第9のバンドAve Mujica編へと引き継がれるため、最後の最後まで陰鬱としており、加えてメイン5バンドはわかりやすい属性キャラクターと地味に強いキャスト陣なのに対し、こちらは普通のキャラデザと新人声優陣という地味さなため、正直前半は面白くないし、後半もそんなに面白くはないけれど、7話10話12話が歴代アニメ最上位クラスのライブシーンというそれだけで今期上位に上り詰めた奇作。とりあえず7話まで見ろはオタクじゃなきゃ無理だって。
ギスギスしたアニメ大好き人間は普通に楽しめると思うからよいとして、そうでなかったとしても、見る価値で言えば呪術、無職に次ぐので見るべき。
青のオーケストラ 確定
世界的ヴァイオリニストの父親のスキャンダルがきっかけで、演奏を辞めた天才ヴァイオリニストの主人公青野が、いじめに遭い保健室登校となっていた少女秋音と出会い、高校からオーケストラ部に入って演奏を再開する話。
ヒロインの秋音(CV.加隈亜衣)が萌え萌えすぎて萌え萌えの萌え萌えであることはさておき、2話が本当に萌え萌え素晴らしい。3話はオーケストラ部による新入生歓迎の演奏シーンがあり、これまたハイクオリティ。NHK様、受信料払わせてください。
NieR:Automata Ver1.1a 確定
同名タイトルのゲームのTVアニメ化作品。
人類の代わりに地球を支配する機械生命体と、月へと逃げ延びた人類が地球に送り込んだアンドロイドとの戦いを描く作品。
制作はA-1 Picturesなので、非常に質が高く、外さない作品。とはいえアクションゲームなので話は割とふわっとしており、そこまで伸びの大きい作品ではない。あくまでも映像を楽しむ作品。
るろうに剣心 ー明治剣客浪漫譚ー 13話現在
1996年にTVアニメ化された同作のリメイク版。元のアニメはスタジオぎゃろっぷ、スタジオディーンが制作していたが、今作はライデンフィルムに代わっており、スタッフ・キャストも一新されている。
話としては、幕末に伝説の人斬りとして知られた主人公緋村抜刀斎が、不殺を誓う流浪人として生きるも、数々の事件に巻き込まれていくという剣劇もの。とはいえ、剣劇シーンはそこまで迫力のある良作画というわけではないため、あくまで最強の剣客が主人公の人間ドラマといったところである。
剣劇シーンが見たいなら実写映画の方が遥かにかっこよく面白いため、そちらがおすすめ。『京都大火編』と『伝説の最期編』しか見たことないんですけど。
A
フェ～レンザイ -神さまの日常- 確定
中国の神々が現代社会で暮らす様をコミカルに描いた中華ギャグアニメ。
主人公内田真礼、神。ウサギ娘高橋李依、神。観音菩薩神谷浩史、神。その他にも強すぎる人気声優と今話題のジャ〇ーズJrらが声優を務めている。
ハイテンポでしっかり面白いギャグの詰め込まれたベリーショートな話を詰め込む構成と、非常にヌルヌルと動く神作画で描かれたケモ属性キャラクターが魅力的な作品。
とはいえ30分*12話は要らんと思います。
シュガーアップル・フェアリーテイル 確定
芸術的な砂糖菓子を作る職人である一流の銀砂糖師を目指す少女アン(CV.貫井柚佳)と、戦闘妖精と呼ばれるイケメン妖精シャル・フェン・シャル(CV.水中雅章)の恋物語。
今期は2022冬に次ぐ分割2クール目。
男女問わず登場人物のほとんどがアンにせこい攻撃を仕掛けてくるゲス野郎か、アンを助けてくれるけれど性格に問題がある野郎という厳しい現実の中で、最後はちゃんと報われるというスカッと展開系アニメなので、かなり見る人を選ぶ作品。
前半クールはそれなりに展開が早く、アンが中心の物語であったのに対し、後半クールはシャルと因縁のある妖精の物語が中心となり、若干間延びしていたことや、そもそも2クールかけて見るほどの面白さかと言われれば否なので、前半クールはS評価にしていたものの、全体ではA評価。J.C.STAFFの復活はまだ先らしい。
ホリミヤ -piece- 確定
戸松遥演じる堀さんと内山昂輝演じる宮村を中心とした、数多の高校生たちの日常恋愛コメディシリーズ2期。
1期と同じくCloverWorksが制作しており、質の高さは折り紙付き。とはいえ、2期ではホリミヤカップルは周囲公認で付き合っているため、カップルがひたすらいちゃつくのを眺める日常コメディであり、火力低め。高品質低下力でストーリーのない青春群像劇なので、どの話を見てもよいしどの話を見なくてもよく、存在感が薄く1期と比べ評価は低め。
AIの遺電子 確定
ヒューマノイド専門の個人医院を中心に、AIやアンドロイド、ヒューマノイド等に関する小さな話をまとめた話。倫理や哲学的な話が多い。
1つ1つの話はたいてい半話程度で終わるため見やすいアニメではあるけれど、特別面白いほどではない。また、一応バックグラウンドとして1つの大きい話があるけれど、その話は全容が掴めないどころか、そもそも「これ始まってる？」ってところで終わるため、なんとも拍子抜けしてしまっている。2期あるってことなんですかね？
一応魅力に触れておくと、助手のCVが『SSSS.GRIDMAN』宝多立花、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』ニカ・ナナウラ、『GJ部』天使恵等で有名な演技派宮本侑芽で、この助手が非常に可愛い(主観)であるところ。
自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う 確定
タイトル通りの異世界転生モノ。自動販売機に生まれ変わった主人公(CV.福山潤)が、「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」「当たりが出たらもう一本」等の少ない定型句だけで異世界人とコミュニケーションをとって冒険する話。売上で獲得したポイントを消費して自動販売機の種類を変えたり、機能を拡充したりする。結界を張るのは自動販売機の機能ではないだろ！
アニメ本編は特別質が高いわけではないけれど、OPが無駄に良作画なのに加え、サビ入りに空から落ちてくる自動販売機とヒロインのガールミーツ自動販売機がめちゃくちゃ面白い。
最大の魅力は何といってもパワー系ヒロイン本渡楓。福山潤と本渡楓が救ってきたアニメはいくつあるのだろうか。
七つの魔剣が支配する 確定
母親を殺した教師たちが支配する学園に復讐のために入学した青年が主人公の魔法学園モノ。アニメの属性としてはシリアス強め。
作画自体はめちゃくちゃ良いというほどではないものの、ufotable作品のように強めのフィルターが映像に掛けられており、全体的に底上げされて見られる。また、瞬間的な作画は今期上位に入るため、映像だけでそれなりに見るに足るものになっている。
話はメインの復讐よりも同級生に焦点を上げたサブストーリーが多くを占めているため、テンポ感がやや悪い。そもそも15話という半端な話数を掛けて復讐できた相手が1人だけなので、アニメで話を畳む気がなさそう。
幼女社長R 確定
幼女が社長のゆるい会社のベリーショートカオス系ギャグアニメシリーズ2期。最終話以外は4分-6分程度、最終話は10分半程度であるけれど、そのうちOPとEDがそれぞれ1分半を占める。そのため、実質1話1分半程度なので、めちゃくちゃ見やすい。
OPは「ゆるふわ樹海ガール」で有名なボカロP石風呂、EDはななひらや湊あくあ等に楽曲提供をしていることで有名なトラックメーカーNeko Hacker。特にEDは、幼女社長がホストクラブで豪遊するという内容になっており、ホストがコールを入れる非常に楽しいものになっている。歌唱は幼女社長を演じる日高里菜。その他の声優もとんでもなく豪華になっている。
B
デキる猫は今日も憂鬱 確定
生活能力ゼロのOL(CV.石川由依)を世話する巨大な黒猫(CV.安元洋貴)のほっこり日常アニメ。人間の言葉を話せはしないけれど、二足歩行で掃除に料理、買い物までこなす黒猫が見られる。
CGを前面に押し出した作画と、それを存分に使ったOP映像が魅力的。そしてダメ人間石川由依、さすがに良すぎる。
日常系なのでまとめて見るには少し厳しいけれど、ゆっくりしたいときや作業中に垂れ流しておくのにちょうどいいアニメ。
レベル1だけどユニークスキルで最強です 確定
タイトル通りのなろう異世界転生アニメ。
ダンジョンのモンスターが食料からお金に至るまであらゆるものを落とす世界に転生した主人公が、レベルは1だけれど最強のアイテムドロップステータスを携えており、ステータス増加アイテムや銃をドロップさせて最強になるというあらすじだけで見ると終わってるアニメ。
アニメの質はお世辞にも高いとは言えず、設定も謎すぎて非常にアレなアニメだけれど、主人公(CV.石川界人)が良妻パワー系金髪アホ毛敬語ロリヒロイン(CV.久住琳)と同棲して生活を送るところが最大の魅力。あざとい系ではないし、一人でも生きていける能力を持っていて独立している、見た目が幼いだけの可憐な女の子とかいう、最強ヒロインが最強です。他にも青髪バニーガール(CV.高野麻里佳)、黒髪美人(CV.大西沙織)、茶髪ロリ(CV.高尾奏音)が登場して最終的にはハーレムになるし、やっていることが『異世界迷宮でハーレムを』と変わらなすぎる。
OPがMV込みでめちゃくちゃかっこいいのだけれど、それ以上に強いのがED。曲の良さはもちろんのことであるが、何よりもアニメ映像が魅力的。ヒロインがダンジョンで1人でご飯を食べているところから始まり、次のシーンでは家で料理を作って主人公と2人でご飯を食べる、そしてまた料理を作って次は3人でご飯を食べる、最後には5人でご飯を食べるという、わずか1分半の簡単な映像でありながらも、家族の温かみを感じられるものとなっており、これだけで泣けるようなストーリーになっている。
アニメ本編はあまり強いとは言い難いけれど、OPとEDにボコられる作品。
好きな子がめがねを忘れた 確定
頻繁に眼鏡を忘れる女の子三重さんと、隣の席の男の子小村くんの恋愛日常アニメ。眼鏡なしでまともに前が見えない人間は眼鏡なしで家出たら気づくって。
眼鏡を忘れて無自覚に距離が近くなる三重さんを必然的に好きになってしまう小村くん。三重さんの無自覚攻撃に耐えきれずどんどん気持ち悪くなっていく小村くん。それでも必死に理性を保ち、三重さんに優しくすることでだんだん三重さんにとって大きな存在となっていく小村くんを、小村くん同様に気持ち悪くニヤニヤしながら見るアニメ。
このアニメの魅力と言えばまずは作画。CGを多用しているのは最近のアニメでは珍しいことではないけれど、CGであることを隠さず大胆に、効果的に使っている。一部背景は実写を加工して使っている？という超作画になっている。また、CGではないという意味の作画では、三重さんは非常に髪の量が多いが、細かく多数の線を用いて髪を描きこんでいる髪アニメでもある。
そしてなにより声優。三重さんはおっとりで天性の天然キャラであるが、演じているのは令和最強女性声優の1人である若山詩音様(代表作は『リコリス・リコイル』井ノ上たきな)。並みの声優ではあざとくなりすぎてしまうであろう難しいキャラを、完璧に無垢に演じている。
小村くんの声優は『アルゴナビス from BanG Dream!』では主人公を務めた伊藤昌弘であるが、こちらもちょっと気持ち悪いけれど優しい男子中学生を、ちょうどいいキモさで演じている。
アニメ本編はそこまで面白いわけではないけれど、ゆっくりなテンポの割には十分見れるし、最終回は高い破壊力を持っているので、刺さる人には十分刺さる作品。
本編はさておき、アニメラジオである「好きめがラジオ」がかなり面白いので、作業用に流しましょう。『リコリス・リコイル』のラジオ「リコラジ」で鍛え上げられたしおんぬ様のラジオ力が高すぎる。
白聖女と黒牧師 確定
超鈍感主人公(CV.石川界人)と、恋する乙女聖女様(CV.澤田姫)の恋愛日常系アニメ。
中盤はややシリアスな話があるものの、基本的に平和でゆるい、消極恋愛アニメ。それゆえに話は特別面白いというものではなく、聖女様にどれだけ萌えることができるかが試されるが、聖女様はあざとい系ではないので、気長に萌えを待てる人向けの作品。
澤田姫はwikipediaに記事が存在しないレベルの新人声優であり、特徴のある声というわけではないけれど、聖女様の見た目に非常にマッチした良声優。また、青髪のキャラも『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』でナリタトップロードを演じた他、『それでも歩は寄せてくる』ヒロイン八乙女うるしを演じた程度の新人であるけれど、鬼頭明里と東山奈央の中間くらいの声をした、これから来そうな声優である。
制作は動画工房なので、良質な作画で描かれるお淑やか可愛いヒロインが魅力。また、OPはClariSが歌っており、しかもセリフパートがある。とりあえず聴け。
逆異世界転生エージェント エーコさん 確定
死んだ人間の来世を決めるエーコさんと、死んだ人間たちのギャグアニメ。転生先は現代の日本だけれど、人間に転生するハードルが高く、非生物に転生したりする。ギャグはあまり面白くなく、OPとEDがないのにも関わらず1話当たり5分-10分程度なので、視聴作品数を増やすため以外での視聴はあまりお勧めしない。
わたしの幸せな結婚 1話切り
未筆
ダークギャザリング 1話切り
未筆
てんぷる 4話切り
未筆
うちの会社の小さい先輩の話 1話切り
未筆
魔王学院の不適合者Ⅱ ～史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う～ 6話現在
未筆
おかしな転生 3話切り
未筆
英雄教室 4話切り
未筆
C
Helck 11話現在
未筆
Lv1魔王とワンルーム勇者 1話切り
未筆
ライアー・ライアー 1話切り
未筆
悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。 1話切り
未筆
実は俺、最強でした？ 1話切り
未筆
君たちはどう生きるか 確定
宮崎駿のスタジオジブリ作品というくらいしか情報がないまま公開された本作。あらゆる情報が伏せられているので、この記事でも中身については触れず、見た感想を述べると、最高の作画と最高のCGと普通の音響と微妙な演技の難解クソアニメ。
話は難しいけれど、メモを取りながら巻き戻したりしつつ何度も見れば5%～10%くらいは理解できるかもしれない。が、話の理解云々関係なくそもそもが面白くないため、睡魔に打ち勝つのがギリギリできるかできないかレベルのアニメ。どれだけ作画よくてもバトルアニメじゃないので。
作画とCGだけはいいので、評価はC。
AYAKA -あやか- 1話切り
未筆
D
ライザのアトリエ ～常闇の女王と秘密の隠れ家～ 確定
大人気RPGシリーズ「アトリエ」の中でも、主人公の太ももが話題となり売れた『ライザのアトリエ』のアニメ版。
有名な話題作とは思えないくらい品質が低く、特に作画がやや苦痛を覚える。十分な作画リソースを持たないのに各キャラクターの衣装がかなり作画コストが高いのが敗因に見える。
肝心の錬金シーンは変身バンクならぬ錬金バンクが採用されており、なぜか水中にいるライザの太ももと胸をズームしていると錬金が成功する。錬金とは？
常闇の女王と秘密の隠れ家という副題がついているけれど、そんな影は1ミリも見せずに1クールが終わってしまうという、RPG原作アニメの悪いところであるストーリーの薄さが際立つ仕上がり。これで2期は厳しそう。
夢見る男子は現実主義者 1話切り
未筆
スパイ教室 確定
落ちこぼれスパイ少女たちが、天才だけれど指導が絶望的に下手で全くできない一流スパイの元に集められ、困難なミッションに挑むという話。見ていていろいろ辛いアニメ。
日頃の訓練として、スパイ娘たちが束になって教官に挑むも、毎度返り討ちにされるシーンが何度もあり、おそらくギャグシーンっぽいのだけれど特に面白くもないし、そもそも教官がどうやって突破しているのかもよくわからない。スパイの能力が「毒に耐性がある」はまだしも「不幸体質」って思考放棄すぎる。他にも「どう考えても倒れる角度まで身体を倒しても次のカットではスローモーションで体勢を戻す能力」や「スパイではない一般人だけれど暗闇の中でもスコープ無しで距離も高低差もあるところにある的を正確に撃ち抜く能力」や「その射撃の腕と射撃タイミングが完璧でないと失敗する作戦を立案し成功させる能力」「一瞬で身体を伏せている相手をトランクケースにぶち込む能力」など、奇想天外で説明不能なオモシロ能力が多数見られる。考えたら負け。
キャストは雨宮天、伊藤未来、東山奈央、悠木碧、上坂すみれ、佐倉綾音、楠木ともり、水瀬いのり、梅原裕一郎という超絶人気声優目白押し。その割にどのキャラクターもパッとしない。人気声優集めるだけで面白いアニメができると思ってる？
公式サイトのNext Missionと題され、"Latest Information" staning by.と書かれている画像のファイル名が「Season2.jpg」であることから、次の情報が来る前に2期だろとTwitterで話題になったところが1番の面白ポイント。
後半クール最初の話はシリアス強めで、これが『プリンセス・プリンシパル』であったのであれば良い話だったと思うけれど、残念ながら『スパイ教室』なので、完全に勘違いアニメ。
E
聖者無双～サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道～ 1話切り
未筆
F
該当なし
